新型コロナ感染症 今後の行方

#新型コロナ感染症 #COVID-19 #感染拡大 #ロックダウン #感染抑制

新型コロナウイルスによる全世界での感染者数、死者数をみると、季節性インフルのそれとよく似た状況を呈してきている

新型コロナウイルス感染では、肺にウイルスが侵入するとウイルス性肺炎が急激に進み、症状が一気(数時間単位)に悪化するようであるが、インフルでもインフルエンザ脳症など激変する(18歳未満が多数だが)場合があり、重篤化については危険性はそう変わらない

感染者数と死亡者数についても、新型コロナは未だ、インフルのそれほどに至っていないが、最終的には同様のレベルに落ち着くかもしれない(インフル同様に様々な要因により、国別の人口当たりの超過死亡者数は異なる、つまり致死率は一律に議論できない)

インフルは乳幼児、妊婦、高齢者が感染による危険性が高い(もちろん、基礎疾患を有する者も同様)

新型コロナは特に高齢者、乳幼児、18歳未満者(各々基礎疾患を有する者)は感染による危険性が高い

と、よく似ている(感染症なので当然といえば当然だが)

決定的な違いは、インフルは、季節性といわれるとおり、冬季(通例11月~3月)に流行するが、新型コロナは通年流行の可能性が高い

インフルは子供-子供間のRoが高いのでこれらの層の積極的なワクチン接種や学級閉鎖などの施策が有効であることが証明されている(また、毎年これだけの感染者数と死者数を世界中でだしているのに、今回の新型コロナのように大騒ぎしないのは、言われている通り「ワクチン」と「治療薬」が確立しているからだが、現実の先の数字を見るともっと真剣に考えるべきだ)

では、新型コロナではどのような施策が有効か?

まず、前提条件として「高齢者」「乳幼児」「基礎疾患を有する者(全世代)」を可能な限り「隔離」すること(中国・武漢のデータでは、2000人の18歳未満者の罹患状況を報告しており、その殆どは無症状か軽症だったが、乳幼児には症状悪化のリスクが高い傾向にあったという)

通年感染拡大のリスクがあることから、

第一優先は、早急な「治療薬」と「治療法の標準化」の確立(マイルドな発症・症状用、重篤罹患者用など)と実施(ドラッグ・リポジショニングで超法規的措置により1ヵ月以内)

第二優先は、「ワクチン」の開発(どれくらいのワクチン接種が有効か?感染拡大抑制にはワクチンの効果率とRo<1となる人口当たりの接種者数が重要だが、それが可能かどうか? 「誰」にワクチンを接種するか?/ワクチン接種の優先性など事前に整備しておく必要あり)

ワクチンの開発には時間がかかる(12~18ヵ月)ので、まずは治療法と治療薬の確立と実施が第一義である

各種の「自粛」要請も時系列でみるとタイミングを逸した感があるので、早急な「標準治療法と治療薬の確立と実施」が必要

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